最初の吸気チューンは、キャリアの穴を広げる事から始めました。

ハタカブのノーマルは、エアクリーナーBOXとキャリアがパイプでジョインとして有ります。キャリアを下から覗いて見て下さい。プレス加工の関係で下側が絞って有ります。穴径を見ると十分な大きさに見えます。少なくともキャブ径よりも大きいのです。

僕も、この見た感じに騙されていました。十分に大きいと・・・。

ある日、ハタカブに乗っている友人からメール。エンジンが吹けない。原因不明。本人も色々と弄ったみたいですが直らない。遠方の友人の為、見に行く事も出来ず、暫らく経ちました。

直った。とのメールが来ました。原因はキャリアと言うのです。彼はでかいキャリアがカッコ悪いと思い、小型のキャリアに交換してしまったのです。結果吸気口は大気開放。で、ガスが薄くなったのです。キャリアを戻して無事に解決したそうです。で、ピンキー君は大喜び。あそこで吸気が絞られている。僕だったら其の侭にしてキャブセッティング。

早速、穴をガリガリと広げました。元の様にパイピング。外観は丸っきり変わりません。エンジンスタート。

アイドリングは変化無し。スロットルを開ける。ボボッって言って全然吹けない。ハハーン、友人の言っていたのは此れだな。

其れからはキャブセッティングで大騒ぎ。更に吸気を増やせば排気も増える。ノーマルマフラーは流石に限界。でもでかい音は嫌い。テールパイプの改造で誤魔化しました。この辺の改造が上手くいって、スプロケを38丁に交換。平成16年の事です。

エンジン本体に手を付けずにパワーアップを計るのでしたら、この二点の組み合わせがお勧めです。

吸気抵抗を更に下げるのなら、エアークリーナーBOX、入り口の鉄板プレートを外すのも効果的。単に取り外すだけでOKです。勿論キャブはリ・セッティング。

此れでも満足しないピンキー君。もっと吸気抵抗を下げたい。4ストの吸気時間は作動時間の1/4。残りの時間、エアクリはサボっている。其の時間もエアクリに仕事をさせてやれ。

で、エアクリケースをサージタンクに・・。キャブはタンク内の空気を吸う。タンク内は負圧に、するとエアクリが大気から空気を供給。キャブが吸気を止めても、タンク内が負圧の間、エアクリは仕事をします。電気的に言いますとコンデンサーです。

この改造は17年の6月にしました。

使用したエレメントはK&N社のRU-2550です。もっと大きな物を付けたかったのですが、スペース的に無理でした。(K&Nの注意点はこちら

最近、雨対策でカバーを付けました。すると空気の流れが整流された為か、吸気効率がアップ。メインジェットが大きくなりました。そんなこんなで、最近はやっと落ち着きました。でも僕の事ですから・・・・・・・?

2006.11.29

 

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