主食
僕のハンターは圧縮比をupして有りますが、レギュラーガソリンで、文句も言わずに働いています。
でも、実はハイオクよりも高い主食を食べています。もっともこれはハンターだけでなく、BMもグッチにも共通しているのですが。(グッチはハイオクにプラスですのでチョット大変。)
何を食べさせているのかと言うと、混合油。昔の2ストと同じ混合油を食べさせているのです。
もっとも昔の2ストと同じと言っても、混合油と言うのが同じだけで、内容はかなり違いますが。
これに気付いたのは、もう十数年前の事です。当時トライアルにはまり、ヤマハのスコティシュに乗っていました。ご存知のようにトライアルは低回転でエンジンを使うのが多く、高回転も一瞬。燃焼室にはカーボンが溜まりやすく、年中ヘッドを開けては、シコシコと掃除、排気ポートもゴシゴシ。
ある日、行き付けのバイク屋さんで、良いオイルが入ったよ。の言葉で化学合成100%のオイルを購入。¥3500は痛かったけど、トライアルではそんなにガスも喰わないのでマアいいか。
混合比は従来より遥かに少ない70:1。
白煙の少なさと、低回転を続けてもエンジンがぐずらないで、アクセルの急なオープンにもついてくるようになりました。¥3500の価値は有るなって喜んで、いつものヘッドの掃除。
あけてビックリ玉手箱。(古ーー。)ヘッドにカーボンが全然無い。ポートもオイルで濡れているだけ。早い話が4ストよりも無い。少ないのではなく、無い。
オイルの進歩に口アングリ。
で考えた。単なる潤滑材じゃない。燃焼促進剤も入っている。(2ストオイルは最後は燃やしてしまう。この辺が4ストと違うところ。)洗浄剤もかなり・・。
ほんじゃ、4ストに入れたら良かないか?
2ストで70:1だから山勘で200:1。当時乗っていたGS750とグッチで確認。始動性up、燃費up、エンジンのノイズが減る、トルク感も良い意味でまろやかで低速で粘る。高回転のガサツキ(これが僕は大嫌い)も無くなった。良い事ばかり。変な添加剤よりも、余程良い。
その時はエルフでしたけども、その後エルフが品質ダウン(?)。早い話が効果を感じなくなった。その後色々と試食。
現在はモチュールの600に落ち着いています。友人何人かも使っていて、元には戻れないみたい。古いポルシェにも効果が有るみたいで、ご愛用。
以前、ある友人に僕のBMに乗せたら、ガソリンコックの動きが良いけどオーバーホールしたの?だって。混合油だよー。って言ったら、納得してました。(笑)
ステムの潤滑、キャブ内の磨耗防止、始動したての潤滑不足の軽減。etc,etc。
カーボンさえ溜まらなければ、メリットは沢山有ります。BMも混合油で20,000km以上走っていますが、プラグホールから覗いた感じでは、カーボンの異常蓄積の気配は有りません。
嘘だと思う方は試してね。(笑)