ミッションのシフトタッチ

ツーリング中、連続高速(?)運転を続けると、油温が上がりシフトがスムーズに行かなくなる。と書きましたが、帰って来てからも若干おかしい?若干ですがガチャンとショックが大きいのです。ペダルも重くなったような?

今迄、遠心クラッチなのでレリーズの調整は一度もしていない。考えて見るとあの感じは、クラッチの切れが悪い時の症状に似ています。

カブのクラッチは遠心クラッチと、足動(シフトペダルに連動)で切れる仕組み。遠心クラッチは考えずに、シフトの時に切れる仕組みを考えて見ると、シフトシャフトが右まで貫通していて、クラッチレリーズを動かしています。

マニュアルクラッチの場合は、信号待ちの時ローに入れる時のショックで、クラッチの切れ具合が判りますがハタカブはその時は遠心クラッチが働いていて、切れています。つまり足動の切れは関係無いのです。

発進時も遠心クラッチが働き足動は関係有りません。

しかし、走り出してしまうと、遠心クラッチが切れる回転数で走る事は考えられませんから、足動のクラッチがメインに成ります。

つまり、走り出してからは足動のクラッチが働きますから、シフトタッチに影響してくる筈です。

恥ずかしい話ですが、クラッチのレリーズ調整は一度もした事が無かったのです(汗)。

もし足動のクラッチの切れが悪くなったのなら、今回の症状は納得できます。つまり油温が上がりクラッチのフリクションプレートの温度も上がり、熱膨張。結果クラッチの切れが悪くなった。

マニュアルクラッチならあの感触はクラッチって直ぐに気付いたのに、遠心クラッチと言う事で油断していました。信号待ちでローに入れてもズルズル走りませんし。

オーナーズマニュアルにシッカリと調整方法が書いて有るのですが、英語は苦手。

一般のクラッチと同じ調整をしたらかえって切れなくなって大騒ぎ。辞書片手に翻訳。やっと意味が判り一件落着です。

と言う事は、もうチョイチューンしてパワーを上げても大丈夫って事ですかね(笑)。

デロルト、無駄にならないかな?

クラッチレリーズの調整方法です。

右クランクケースカバーのゴムキャップを外し、中心に有るネジで調整です。まず14mmのナットを緩めます。次に中心のマイナスネジを軽く1回転ほど右回りに廻します。(此れは遊びの無くなっているクラッチへの対策で、正常なら必要なし。)マイナスネジを左回りにユックリ廻し、重くなった所でストップ。其処から1/8回転右回り。其の状態を維持して、14mmのナットを締める。クラッチの切れを良くしたいのなら、1/8の戻し量を少なめに、クラッチの滑りが心配なら多めに(この場合シフトタッチは悪く成ります)。

腰上バラしたり、マフラー弄ったりしていながら、クラッチレリーズの調整方法も知らなかった、バカなピンキー君でした。

2006.10.17

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