タペットクリアランス

メーカー指定の標準クリアランスは0,05mm±0,02mmと言う物です。チョットこれはラフすぎます。問題なく動く範囲と理解するのが妥当でしょう。(元々実用車です。)

バルブクリアランスのとり方で、バルブタイミングも変わります。隙間が小さければバルブの開いている時間は長く成りますし、広ければ其の逆に成ります。排気量に余裕の有るエンジンでしたら、其処までシビアにしてもエンジンフィールには差が出難いですが、ハタカブの様な小排気量ですと其の影響は無視出来ません。元々低速よりのカム(開いている時間が短い)ですので、少しでも開く時間を長くとりたいです。

と言う事は、クリアランスをギリギリまで詰める必要が有ります。

僕のハンターでの調整値は0,03〜0,04mmと言うものです。もっと詰められるのかもしれませんが、突き上げは、バルブシートにカーボンを噛む恐れが有りますので、この辺にしています。

0,05mmに合わせたエンジンとは明らかな違いが出ます。タペット音が少なくなるのは勿論ですが、高回転の伸びが変わります。最後の一伸びが違うのです。

勿論アイドリングでの間引き運転や、息つきは全く有りません。毎回爆発している安定したアイドリングです。

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