ホイールの交換するには、ブレーキも外す様です。この際序でにメンテナンス。ドラムブレーキはディスクに比べて、メンテで効き具合が大きく変わります。最近の雑誌では、ディスクのメンテは書いて有ってもドラムは殆ど見かけません。僕が育った時代はドラムが当たり前。レーサーだってフォンタナやグリメカなんぞを使っていました。僕にとって憧れのパーツでした。

ハタカブのパネルとカムシャフトです。ばらした事の有る方は、この写真を見てアレーーーー?

もう手抜なんだから。(プンプン)カムシャフトにグリス溝(シャフトの中心、細くなって光っている部分)が切っていない。こんなのドラム全盛時代ならどんなに安物のバイクでも切って有った。

仕方が無いので旋盤で切りましたが、鑢でゴリゴリやっても大丈夫です。

ドラムのメンテで大事なのは内部の掃除とカムシャフトのグリスアップ。之をするかしないかで効き味は雲泥の差。

シャフトに薄っすらと良質のグリスを塗り、パネルへ取り付けます。この時溝の中にグリスが有るとメンテサイクルが伸びます。

大事なのは、外したシュー。必ず元の位置に、リーディング側の方が減りが早いので、ついローティーションなんぞをやってしまいがちですが、絶対にNG。逆にするとタッチがフニャフニャに成って効かなくなってしまいます。

今の処、メンテだけで、ブレーキに不満は出ていません。

2006.7.7

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