千数百キロ走ったプラグです。中心電極の角にRが出来てきましたからソロソロ交換です。

キャブのセッティングが落ち着かなかった頃は千キロも持たずに交換していました。

セッティング中に、よくプラグを見る方がいますが、僕にはあまり判りません。早い話、燻っていたとしますね。プラグの熱価が高過ぎるのか、燃調が濃過ぎるのか判りますか?(だからAF計が欲しい。笑)僕はいつも其れで悩んでいます。判らん、と。

結局、どちらかを固定してセッティング。散々走ってみて、おかしい様だったら逆をする。とにかく時間が掛かります。腕の悪いピンキー君は、ノーマルキャブのセッティングに30,000kmも掛かってしまったのです。

スタンダードの状態でバッチリでしたら弄る必用は有りません。でも走る人によってスロットルの開け方やバイクに対する要求が違います。全ての人に合ったセッティング等有る筈も有りません。僕の欲しいエンジンは、とにかく気持ちの良い事。其の中にパワーも有りますが、がさつなパワーなら欲しく有りません。バイクと乗り手に合わせたセッティングですので、他人には任せられないのです。

ハタカブで梃子摺ってしまった一番の要因は、エンジンの症状が普通のエンジンと違う・・・。判りやすく言いますと症状の出方が逆なのです。濃すぎると普通のエンジンの薄い症状が出て、薄いと又逆。判っているつもりでも、マッサカー・・・。と成って、罠に嵌る。この繰り返しでした。

昨日のショートツーリング。気温30℃以上。大型がガンガン飛ばしている1級国道。70km/hぐらいで流れています。ファイナルが低め(でもドリブンスプロケは41丁)のハタカブは70km/hでもスロットルはパーシャル状態。エンジンギクシャク。普通この状態なら、ガスは薄めと判断。でも・・・・・・・・?

通勤程度のエンジン温度ならこの症状は出ません。かなりの長距離で出て来ます。つまり焼けて来ると。

エンジン温度が上がってくると、一般のエンジンはガスは薄目を要求します。と言う事は症状は薄目でも、実際は濃すぎるのかな・・・?

あのスロットルの位置ですと、効いて来るのはパイロットとニードル。本当はカッタウェイも替えたいのだけれども、ノーマルキャブにそんなパーツは用意されていない。

とりあえずアイドリングは良い状態。と言う事はパイロットはOKと判断。ニードルを薄い方に振ると、アイドリングにも効いてしまうので、パイロットを濃い目にする様かな?

って、此処で両方を弄ってしまう程、僕の腕は良く有りません。

一個、一個確認。

とりあえず、ニードルだけ1/2段、薄めにして、パイロットは弄らない。パイロットは走りながらでも調整出来るので、マイナスドライバーをポケットに忍ばせて試乗。

焼けないと判らないので、チョット走り回る。店は遅刻かな。(笑)

で、結論。ニードルを絞ったのは正解。で、更におまけが・・・・・・。パイロットも絞れました。マサカなんですが、絞った方が調子が良い(ドンツキが無くなった)。まだ完璧ではないですが、これからの方向が見えてきた感じです。

でも、此処からが肝心。この結果はあくまで僕の場合。他のハタカブは判りません。(ですから具体的な数値は書かない。書いても意味が無い。)圧縮比は上がっていますし、エアークリーナーも変わっています。スローポートも殺して有りますし、チョークバルブは外しています。インテークの段差は取って有りますし・・・etc,etc。全てが同じエンジン(新車でも公差が有ります。)なんか無いのですから。

2006.8.24

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