電装 そのU

イグニッションコイルを替えました。決して今のコイルが悪い訳では有りませんが、僕の理論を実践する為です。

一般の配線は、プラグまでのハイテンションコードには気を使っていますが、リターン側はシャシに垂れ流しのベタアース。(で、アーシングなんてのが流行るんでしょうね。アーシングの意味も判らずに、単に線を引き回しているだけを見受けます。個人で楽しむのなら笑って済ませますが、販売をするのは・・・・・・?)これもキチット配線しないと本来はいけません。(アンプの内部配線でこんな配線をしたら笑われてしまいます。)

コイルと呼ばれていますが、あれはトランスです。トランスの一次と二次は別回路、と言うのが基本的な考え方。一般のコイルは一次と二次がマイナス側で繋がっています(これがNG) 。都合の良い事に4気筒の2,3・1,4は同時点火を採用しているのが多数有ります。これ用のコイルは二次側がフローティング。バッチリです。

一次側の配線は従来通り。二次側にはハイテンションコードが2本出ていますネ。このうち一本をプラグへ、残りの一本をプラグに出来るだけ近いところのヘッドのネジに落とします。(プラグのネジに直に落とせればベター。)

これで完成。とは行きません。この配線をしますと電流の向きで点火性能が変わります。

タイミングライトを用意してください。いつもの通りに使い、ライトが点滅すればOK。なんか変、と感じた場合はコイルの一次側の配線を逆に繋ぎます。

こうしますとタイミングライトがしっかり点滅します。(この方向が正解)

理由は理論付けが出来ていますが長くなるので削除。(笑)

知りたい方は、NGKで出している技術書を読めば判るはずです。

この方法にしますと、プラグギャップを広げる事が出来ます。NGKのデーターではギャップが1,2mmを超えますと、消炎効果は細い電極(イリジウム等)と同じになります。私は1mmまで広げて使っています。

注)コイルの一次側のDCRは1Ω前後の物を選んで下さい。僕はASウオタニのコイルをチョイスしました。

この改造はHP立ち上げ前でしたので、写真が有りません。が・・・・・・・・・。

最近手に入れたST250のイグニッション回路がハタカブと同じです。したがいましてSTにも同じ改造を近々行います。(部品は入手済み)詳しい手順はそちらを覗いて下さい。

BACK

inserted by FC2 system