ドリブンスプロケットの裏表は・・・・・・? 表でないのが裏で、裏でないのは表。落語じゃないんだからこうはいきません。色々な方のハタカブを見ると、えぐって有る方が表側。僕のをよく思い出して見るとそうだった様な気がします。考えてみると、ドライブスプロケを外したのは今回が初めて。クランクケース側のオイルシールをやっつけたくないので、チェーンの当り面だけを見て裏側のサイドは見ていませんでした。今回は流石に37,000km走っています。そろそろ交換かなと思い、パーツを揃えての分解でしたので、迷わずドライブスプロケも外したのです。

それで、今回の発見です。ドライブスプロケットの裏側が異常磨耗。これはチェーンラインの狂い以外は考えられません。具体的に言いますと、ドライブに対してドリブン側が左に寄っている。ドリブンスプロケは取り付け面の座が片面座ぐって有る。と言う事は裏表を間違えると、チェーンラインが座ぐり分狂う。

パーツリストの絵では、座ぐりが内側。でも組み上がったバイクは座ぐりが外側。どちらかが間違っている。

調べましたよ。ホンダのバカってブツブツ言いながら。(笑)

方法は写真の様にして測りました。ハタカブは前後のタイヤが同サイズ。真っ直ぐな棒(アルミ角棒)を前後のタイヤのサイドに密着。ホイールアライメントの狂いは殆ど無い。これはOK。

次にスプロケットのサイドの面に真っ直ぐな棒を当て、下側の先端を角棒の処まで延ばし、角棒との隙間を測る。

結論を言います(ドリブンの座ぐりを内側に組んで)。ドライブスプロケット側、11,2mm。ドリブンスプロケット側10,8mm。

ドライブスプロケは目一杯奥まで押し込んでいます。スプラインで左右に若干動けます。と言う事はビッタシカンカン。

これってどうなってるんでしょうかね?

僕の最後の理解。僕のハタカブはどこかの寸法が狂っていて、ドリブンを逆に組むと丁度良い。そんな馬鹿なー・・・・・・・・・・・・・。

このHPをホンダの人が見ている事を願って・・。

2006.4.8

追記。平成18年5月9日、ホンダのお客様相談室へメールを送りました。其の返事は逆輸入車の事は判らない、と言う無責任きわまる物でした。そこでこのHPを見ている方へのお願いです。何かの機会が有ってドライブスプロケを外す事が有りましたら、車体側(内側)が磨耗はしていないか見て頂きたいのです。もし僕と同じような磨耗が有るとするとチェーンラインの狂い、メーカーでの組み間違いの可能性が有ります。そのような事が発見されましたら、このHPのBBSへの書き込みをお願いします。単なる固体の問題か、リコール対象か確認したいのです。m(__)m

2006.5.10

本日(平成19年1月14日)、ちょっとしたハタカブだけのオフミが某所で開かれました。僕も参加させて頂いて、楽しい一時を過ごさせてもらいました。

今回参加のマシンの中に38丁のスプロケをつけていて、チェーンケースを外していた方が若干2名。しかも其々スプロケの裏表を違って取り付けています。シッカリと観察をさせて頂きました。(御両名の方、有難う御座いました。どちらか一方が間違っている訳ですが本人の責任では有りません。)

スケールを持っている訳では無いので、あくまでも肉眼でのチェックでしたが、やはりドリブンスプロケのえぐりが内側に組んである車両の方が、チェーンラインは車体に平行に見えました。やっぱり・・・・・・・・。

其処で知り合ったあるオーナーの弁。友人とどちらに付けるか意見が違っていたそうです。でもいたって明快な答えをもらえました。座ぐって有る方を表につけるなら、座ぐる必要は無いじゃない・・。其の通りです。いたって当たり前な発想。そ、そうですよね(俺、こんな単純な事に気付かなかった、汗)。まあ、確かに座ぐらないと、取り付けナットがチェーンケースと干渉すると言う理由も有りますが、其の場合はあんなに大きく座ぐらないで、ナットの所だけ座ぐった方が工作は簡単(コストも落とせる)。座ぐりがハブとピッタリ合うんだからこちらが正解と思っていた。とのご意見でした。本当に其の通りです。イヤー、仲間が増えました(笑)。かなりの台数が逆組みで出荷されているんでしょうね。

2007.1.14

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