PCVバルブがやっと入荷。請求書が来ないので値段は判りません。（笑）穴径は僕の作ったものより小さいので、効果は少ないと思われます。（やって見なければ判らない。）

振って見るとカタカタとボールの動く音がします。僕のと同じ構造みたい。メーカー名は伏せますが、国産２Lの乗用車用です。何故伏せたのかですか？

ヤッパリメーカーの設計者はオバカサン。（笑）このバルブは馴染みの車屋さんに修理に入っていた車の物と同じです。ボンネットを開けて確認して、『これでイイヤ。』って頼んできた物です。ヘッドカバーに付いていましたが、問題は取り付け角度。水平より３０°程上向きに付いていました。この角度ですとボール式は無理。ボールが底に密着出来ない。結果逆流してしまう。この角度ではリードバルブ方式かなーと思いながらの発注です。

ところが入荷してみると明らかにボール式。フーンメーカー製は斜めでも大丈夫なんだ。って思って口で息を吹き込む。垂直はOK。45°程傾けると逆流が始まります。ア、アノーーーー・・・・・。

つまり、あの車のPCVバルブは働いていない。まあ、働なくてもエンジンは動いちゃうし車は走ります。

もうそろそろメーカーを盲信する宗教は止めましょうよ。　彼らも（設計者や組み立てている人達etc）只の人間です。間違えるし失敗もします。勿論プロですからそれなりの仕事はしますが、神様じゃ有りません。もし彼らの仕事が完全なら、あんなにリコールが起きる筈は無いですし（今出ているリコールは氷山の一角と理解しています）。このバルブの様に走行に異常をきたさなければ其のままって事が往々に有る筈です。自分の愛車の欠点を正面から見るのは辛いでしょうが現実です。で、愛情（やる気）があれば克服できる欠点の筈です。神様の作った物ではなく人間の作った物ですから。

2006.6.4

BACK